2007/1/21 日曜日

悪夢探偵

- 映画

意外に上映期間が短い悪夢探偵。
松田龍平主演という割りには出番がちょっと少なかった。松田龍平を観に行った人は物足りなさを感じる気がする。
これはhitomiが主役と言うべきなのでは。

ネガティブな主人公が新鮮といえば新鮮。主人公って松田龍平のことです。
松田龍平の母親が松田龍平を怖がっていた理由がいまいち分からんかったのですが、なんで?
もう少し主人公とhitomiの人物像というか、背景をはっきり描いてほしかったかな。hitomiの子供時代の映像とか意味が分からない。
携帯に最後の会話が録音されている理由も「助けてお兄ちゃん」の声も必然性がないというか説明不足でした。
全体的なストーリーは悪くないと思うけど、ラストで松田龍平が人の心に触れてもいやなものしか見えないと言うのに対し、hitomiが「そんなことない」と言い切るのは、個人的に好きになれないラストだった。
それは、見ることの出来ない人間が無責任に言ってはいけないことだと思う。
いい部分もきっと見れるよ、と言いたかったのかもしれないけど、それまでの内容から観客にそう思わせる要素がないので、そのセリフは厚みも説得力もない無責任なものに聞こえてしまうのだ。
塚本晋也監督作品を過去に観た記憶はないんだけど、映像や音は塚本晋也と聞いてイメージしていたものとほぼ違いはなかった。
ノイジーで幻想的な感じですか。
クライマックスのhitomiの夢はシーンごとの繋がりを把握するのが困難でしたね。

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