武士の一分
思ったほどお客さんいなかったけど、その中で年配層から若年層まで幅広い客層だった。
映画は、自然で良かった。
物語の厚みという点では、原作が短編ということもあり、さほどではありませんが、その分丁寧に描かれていました。
何か、さりげなく、久しぶりにとてもレベルの高い映画を観た気がする。
あの時代の武士というものの生活をリアルに描いていて、役者とその周りを取り囲む空気までが自然にその世界を作り出しているかのよう。
木村拓哉は木村拓哉だったけど、はまり役であるので、それがまた良かった。
ご新造さん役の檀れいという人もまた武士の女房を所作、仕草ふくめ美しく見せてくれました。
坂東三津五郎もなんだか、いやらしい上司の役がはまっていた気がする（笑）。
すべての要素が申し分なく、総合的に山田洋次がいいってことなんだろうなぁ。
前二作もその内借りてきて観よう。