2012/6/2 土曜日

医学のたまご

- 書籍

面白かった。一番面白かったかもしれない。
ティーンズ向けってことで他の海堂作品に比べて分かりやすいし明快なストーリーで読みやすかったです。

色んな大人がいるって伝えたかったのかな。
それでいて立ち向かう知恵と勇気を持ってほしい、とかそんな感じか。
今回初めてキャラがブレたかなぁとも思ったけど最後まで読んだらそうでもなかったかなぁ。アツシがアクアマリンのアツシとちょっと印象が違ってましたのです。
アクアマリンの方が後なので、まあだんだんキャラが固まってきたってことにしておこう。それにしたってアクアマリンではブレザーなのにこれでは詰襟の学生服というのはおかしい話ではある。
あと気がついたというか思い出したんだけど、モルフェウスでアツシが目覚めた後にショコちゃんに瑞人や小夜ちゃんはどこ?って聞いてたのあれおかしいと思う。
アツシが5歳の時にナイチンゲールの事件だったんだから凍眠した9歳時点で二人はアツシの側にいないはず。であるならば、目覚めた時に二人を探すのはおかしな話だ。
それはさておき、ラストのアツシ良かったですね(笑)。
あのエピソードからボクシング部に入部させようと思ったのかな? 作者は割りとボクシング好きだと思う。そういう比喩をどこかでしたりしていたし。
黄金地球儀の雄介も出ててましたがこっちもちょっとキャラが違う印象だったかな。
まさかリンクしてるとは思わなかったのでちょっと驚いた。
あんまり必要のないリンクを増やすと世界が狭く感じてきてしまう恐れがあるのでそれちょっと心配です。
田口はちょっとだけ出てきたけど教授になっとる! どうして教授になったか気になるねぇ(笑)。
ショコちゃんはおばさん入ってますかそうですか(笑)。
まあとにかく面白かったです。

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