ネットで旧友を見つけるの巻
先日テレビのニュースから聞こえてきた懐かしい名前。中学時代の同級生の名前だった。
とある小さな詐欺事件で捕まった容疑者がその同級生と同名だった。
年齢も僕と同じで、ちょっと珍しい名前だからまさかとは思ったけど少し気になりました。
というのも、中学時代の彼は無類の映画好きで、将来たとえ映画館の掃除をする人でもいいからなんらかの形で映画にかかわる仕事につきたい、と言っていたのです。
冷めた性格の僕としては、簡単なことじゃないと冷ややかな気持ちでそれを聞いておりました。
そんな彼を知っているので、夢に敗れ挫折して、悪事に手を出してしまったのではないかとふと思ったりもしたんですが、考えてみると中学卒業以来会ってもいないしどうしているかまったく知らない。
もしかしてとネットで彼の名前を検索してみたら、ニュースで言ってた詐欺事件とは違うページに彼の名前が。しかも映画関連のページだ。
驚いたことにとある映画のプロデューサーにまでなっていました。
ご丁寧に顔写真の入った経歴の書かれたページまであって、そこに写っているのは間違いなく中学時代の友人でした。
僕が観た映画の中にも関わっていたものがあったようでいやはやホントに映画関係の仕事で成功しているとは。
あの日、冷ややかだった俺を今詫びるよ。
当然詐欺事件の方は同姓同名ということでしたが、何がきっかけで古い友人の今を知ることになるかは分からないものですね。
これから時々思い出して彼の名前を検索してみよう。