去年レ・ミゼラブルを初めて観劇した頃に、あちこちネットを徘徊して感想を見て回っていた時に、やはりエポニーヌは新妻聖子が一番いいと書かれているレミゼファンの方がいて、今年のレミゼの感想も最近ちょっと見て回ったんだけど、今年の新妻聖子はレベルアップしているみたいなことを書かれている方がいて、なんとなく気になる存在だったんですが、丁度名古屋でライヴをされると広報なごやに載っていたので、チケットを購入して行ってきました。関係ないけど俺文章下手だなぁ。
第1部は新妻聖子さん関係なくて、名フィルの人達による弦楽四重奏でした。ラヴェルとボブ佐久間って人が作った名古屋城のテーマみたいな曲。
ラヴェルはあんまり僕の嗜好には合わなくて、それほど良いと感じられなかった。
名古屋城の曲は割りとキャッチーな出来で、良かったんじゃないでしょうか。
なんか今名古屋城の本丸御殿を復元しようって名古屋市ががんばってるみたいで、そんな関係でこういう曲ができたり今回のイベントがあったりするみたい。
いやでも、弦楽器の音はいいですね。
で、第2部で新妻さん登場。
今回能楽堂ということで、橋掛を通って舞台に歩いていかれたんですけど、僕が座っていたのが橋掛が良く見える位置で、こう幕が開いて出てこられてから、すぅっと歩く姿が美しくて、うわぁという感じでした。見惚れるというか。
舞台に立たれてすぐ1曲目にユー・レイズ・ミー・アップ。
僕的にはロミジュリの主題歌としておなじみなんですが、僕の知らない日本語歌詞で歌われてました。
ちなみに今日のセットリスト。
ユー・レイズ・ミー・アップ
メモリー（ミュージカル”キャッツ”より）
命をあげよう（ミュージカル”ミス・サイゴン”より）
オン・マイ・オウン（ミュージカル”レ・ミゼラブル”より）
マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン（映画”タイタニック”より）
ラブ・ストーリー（映画”ある愛の詩”より）
愛をとめないで ～Always loving you～
煌きの未来へ
アンコール
Time To Say Goodbye
アンコール2回目
煌きの未来へ
割りと有名なというか、個人的にも馴染みのある曲が多くて嬉しかった。
というか、個人的に一番聞きたかったオン・マイ・オウンが聞けたのがとてもラッキー。
来月レ・ミゼラブル観に行くけど、新妻エポは日程的に都合が悪くて見られないのです。
ミス・サイゴンではキムを演じていたということで、歌い終わった後に自分の演じていた役の歌をライヴなどで歌うと舞台のことを思い出してしまう、というようなことを言われていたんですが、命をあげようも熱の入った感じで歌われていてなんとも素晴らしかったです。
続いて、オン・マイ・オウンも、噂通りというか、やはりこれも素晴らしくずっと聞いていたい歌声でした。
同時に、やはりライヴとミュージカルの舞台とでは、感情面に違いが出ると思うので、この曲をレ・ミゼラブルの舞台で聞きたいと思わずにはいられませんでした。新妻聖子ではなく、エポニーヌのオン・マイ・オウンが聞きたい。
他の曲も素晴らしい安定した歌唱力とクリアな歌声でとても楽しめました。
新妻さんご自身もなんというか、お茶目というかチャーミングな人で、曲と曲の間にMCが入るんですが、何かとても心がくすぐられるというか、上手く言えないけど癒しの空気で包んでくれる方でした。
アンコールでTime To Say Goodbyeでしたが、これと命をあげようとオン・マイ・オウンは本田美奈子.も歌っていてCDに収録されてるんですね。というか、ミス・サイゴンとレ・ミゼラブルでは役を引き継いだ形になるのか。
なので、本田美奈子.のイメージ強かったんだけど、新妻さんの歌を聞くと同じ歌なのに受ける印象が違っていて、それはまあ当たり前なんですが、かといってどちらがいいとか悪いとかいうことはなくどちらもいいと思わせるものがありました。
これは本田美奈子.が好きな僕的には結構大きくて、新妻聖子はこれからも注目していこうと思わせました。
アンコールで、これが本当に最後の曲ですと言って歌ったのに、また出てきて今度は煌き未来を客席の皆さんと、とか言って歌いましたよ。
入場時にもらったチラシに歌詞が載っていることもあり結構歌ってる人いましたが、一度聞いただけなのに僕歌えないって感じで新妻さんをずっと見てました。一回歌詞間違えてちょっと慌てた感じがまた可愛らしかったです（笑）。
通して、とてもステージを楽しんでおられたみたいで、そういう意味でも見ていて、真の歌姫とはこういう人のことを言うのだと思いました。
別に好みのタイプの顔立ちでもなんでもないのに美しいとか可愛らしいとか思うのはホントに素敵な人なんでしょうな。
帰ってきてから公式サイト見てみたら、身長155センチとか書いてあってびっくり。えー。もっと背が高く見えたよ。
高いヒールを履いていたのかな。ドレスの裾が長くて足元見えませんでしたが。
あと、どうしても許せないことがあった。
ライヴの最中にカメラ撮ってたやつが5、6人くらいいた。
なんでそんなにマナーが悪いんだろうね。ライヴの最中にフラッシュ焚いて撮影って非常識にも程がある。
泣けてきた。
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