陰日向に咲く
試写会にー。
土曜日に試写会は初めてで、案の定混み混みでした。
と思ったら、サプライズゲストとかいって、上映前に岡田准一登場。わお。
そうかそれで混んでいたのかな。
岡田君は進行役のアナウンサーの質問にも丁寧に答えていて好印象でした。こいつ普通にいい奴なんだろうなぁと思えた。
めっちゃ緊張してますと言ってて、岡田准一でも舞台挨拶で緊張するのかぁと少し意外に感じた。
興味深かったのは、パチンコでフィーバーするシーンを撮るために、フィーバーするまで一晩中撮影が続いたという話。
風営法か何かで、撮影でも、パチンコの設定をフィーバーが必ず出るような設定にしてはいけないらしく、スタッフ総出でパチンコをして、どれかの台でフィーバーが出たらその台に移動して撮影。みたいな感じだったそうな。
混んでたしちょっと遅めに行ったので2階席になったためかなり遠かったです。
映画は前派なので、こんなにスクリーンから遠い位置から観たのは何十年ぶりだ。炎のランナー以来。うわ、歳バレる。
映画はまあ良かったです。
役者はみんな良かった。
話的にもそれぞれのドラマがリンクしていて飽きさせないしテンポも悪くなかったが、塚本高史と平山あやのエピソードだけは他のエピソードとリンクしていなくて、少し浮いてしまっている。鑑賞後もそこだけ印象が薄くなってしまった。
西田敏行が浅草寺に走っていって宮崎あおい(母)に会うシーンは、イマイチどう受け取っていいのか分からなかった。
見たままでいいんだろうか。にしては、夢物語のような演出になってる気がするんだが。
パチンコや台風の音でセリフが聞き取れなかったりすることもあり、演出面はもう少しだけ頑張れたと思う。
三浦友和の携帯にホームレスの人達は誰も気がついていないのかなぁとか、細かいところで気になる部分もいくつかあった。
基本的なストーリーは良かったので、そういう意味でももっと良くなれる余力を残した作品ではある。
でもこれはこれで及第点で十分楽しめる映画になっていました。