2007/9/30 日曜日

スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ

- 映画

三池崇史の作品は今まで観た記憶がないんだけどどうだったかな。
あんまり食指が伸びない題材とかなんだろうきっと。もうすぐ公開のクローズZEROはまったく観るつもりがないです。
これは劇場に貼ってあるポスター見て面白そうだと思ったんで観てきました。なるほどそうかふむふむ。
なんとなく他作品の傾向も想像できるね。
これに関してはまあ面白かったです。

登場人物の思考が単純なので、ストーリーもシンプルで、かつテンポがいい。分かりやすいし飽きさせないのは○。
主人公が見た目クールで感情が伝ってこないので、その分もう少し内面が分かる描写を入れればいいのにと思った。
役者陣はみんな良かったかも。安藤政信は切れた演技いいよねー。
佐藤浩市は他の役者に比べて役を作りこんでる気がした。
桃井かおりはキャラ勝ち。いきなり強くて、うわ、この人強かったのかと思いつつも桃井かおりだからなと妙に納得したりして。
帰ってきてから公式サイトを見たら普通にトップに鉄砲構えてる画像があって、スタッフも別に意外性を出すつもりはなかったのだな、と。
タランティーノに弟子入りした訳とか弁天と呼ばれるにいたる経緯とかがいっさい排除されてるのがいっそ娯楽映画らしい。
演技とは関係ないけど、堺雅人が側近的な役なので参謀的な頭のいい設定かと思ったらフツーに頭悪くて笑いました。
伊藤英明の最後の袖の中の隠し銃はなんか卑怯な気がして個人的にはあんまりあの勝利にスゲー!って気になれなかったよ。ソレトテモ残念デス。
富野アニメのようにほぼ全員が死んじゃうラストもある意味究極の収拾のつけ方でなんともいえないといえばなんともいえない。
北島三郎も含めて終わり方だけアレだったけど、超B級映画って感じで全体的には楽しめました。

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