2007/3/4 日曜日

エクステ

- 映画

予告見てちゃちい印象だったので観に行くつもりじゃなかったんだけど、この前名演で開映待ってる時にエクステの話をしているお客さんがいて。
ちゃちな作りかと思ったんだけど意外に奥が深い感じ、みたいな感想を連れにしていてそうなのか、と。
で、観てみたんですが、奥が深いまではいかないまでも、なるほど意外に悪くはない感じでした。

良くあるホラーではなくて、ホラーテイストなんだけどドラマに仕上げているというか、そんな感じ。
なので、そんなに怖くはなかった。怖さよりあの少女の悲しみとかに共感してしまったか。
殺された身近な人物も虐待をしていた母親とか職場の意地悪な人なので、そんなに可哀想という感情も浮かばず。映画的に観客を怖がらせようとはしていなかったと思う。
ドラマを楽しんでってことか?
ルームメイトの友達や刑事さんは可哀想だったけどね。
臓器売買とか虐待とかを絡めたストーリーだし、そういうことしちゃだめというメッセージを盛り込んだものなのかも。
大杉漣はあんまり上手い役者じゃないと思っているんですが、この映画の世界では彼の演技がとってもマッチしていてこの役は大杉漣しかありえないくらいのハマり役だった。
ヘアーヘアーマイヘアー♪が忘れられん(笑)。
栗山千明は良くもなく悪くもなくでしたが演技力は上がってきてる気がする。
ラストはちょっとあっさり風味でしたね。
というかむしろ、あれでも良かったんだけど、あんな目にあってすぐ後に浜辺でのんびり話してるのはちょっと違和感。
数日後、みたいな感じであの会話なら違和感なくエンドロールにいけたんじゃないかな。

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