内容は割と分かりやすい作りになっている気がしました。といっても、ストーリー的にも短いものなのですが。
能はセリフや後ろの人達が言ってる内容を聞き取るのが大変。集中していないと聞き逃すぞ。集中していても聞き逃した。
集中できない人は置いていきます。今日も置いてきぼりにされた人がいびきをかいてました。隣の人はちゃんと起こしてください。
鼓と笛の音が最高。いい音出すよなぁと思う。
でも、今日は小鼓の方がどうも調子が悪いのか、気の抜けた音を時折出していたように思う。ああいうものなのだろうか?
大鼓の方はとても耳に心地良かった。
陰陽師を志す晴明の子孫が都に上る途中で見る夢として物語は始まります。
前半は葛の葉と晴明パパとの出会いの話。
晴明パパの名前、聞き取れなかった。チラシだと益機になってます。保名じゃないのね。
葛の葉と晴明パパの舞が見ごたえあったよ。
でも、言ってはなんだけど、葛の葉やってる人。顔が能面からはみ出しててなんともいえない感じデシタ。手もぷにぷにだったし(笑)。
能面だけ見てると、能面なのに表情を感じることとかあってすごいなぁとか思えたんだけど、下にはみ出してる顔に目がいくとそんな気持ちがちょっと冷める。
休憩挟んで二幕というか、後半はなんかすごく短かった。30分ないくらいだったのでは?
主に戦闘シーンで、最初に語りで状況説明があって、後は晴明と道満の戦い。女の人だったけど、道満が化けているんだとチラシに書いてあったからそうなんだろう。
正直、舞台だけ見ててもあれが道満だとは分からなかったです。セリフとかちゃんと聞き取れてたら分かったかしらね。
戦闘はなかなか派手で、これも前半の舞とは違った見ごたえあり。晴明が刀を持って登場したのはちょっと違うと思ったけど。
道満の手から蜘蛛の糸が出まくったよ。これでもかこれでもかっていうくらいに蜘蛛の糸を出して、舞台上は糸だらけ。晴明も糸だらけ。
最前列に座っていたので、足元にまで糸が飛んできました。楽しかった(笑)。
やっつけたところで、晴明の子孫が夢から覚めて、戦いは虚しいからかえって母親と暮らそうみたいな展開でおしまい。
能独特の動きや笛と鼓の音色は結構好き。
またこれからも色んな種類の能を観てみたいね。
« 続きを隠す