大帝国劇場玄関前
ホワードが懐中時計を見ると、針は10:23を指していた。 「浅草マデ案内シテクダサッテ ホントウニアリガトウゴザイマスネ。」 「いや、かまわねえさ。 どうせ俺達も花やしき支部に用事があったことだしよ。 今日の浅草は祭りがあるから混むぜ。」 米田、かすみ、由里、椿、そしてパーシー・ホワードの五人は、 浅草に向かうためメトロ乗車口へ向かって歩き出した。 .
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