O S - A F T E R W O R D
+
どうして参加しようと思われたのですか?
素敵な人にデートに誘われたらついていくでしょう?
そんな感覚です。
恋に落ちた、とは違うけれど、ドキドキして何を話そう、
と緊張するときめきをあにまるさんに感じたから参加しました。
+ リレー小説で意識したことはありますか?
他の参加者のサイトに、何度も足を運びました。
事務的に言うとマーケティングに近い作業でした。
けれども、そこから自分の創作に反映させようと意識はしませんでした。
無意識に反映されるものだから、逆に、自分の好きにやろうと意識しました。
同時に、リレー小説だからといって繋がりも意識しませんでした。
+ あなたの書かれた3幕について
最初に言えるのは、楽しく書けたということです。
こんなに書いていて楽しい時間は久しくなかったです。
私が物語を作る時は、多くの場合コンセプトを決めます。
今回も、コンセプトを作る時間が9割を超えています。
前半の沈み込むような空想と、
後半のスピード感を意識して文章を組みました。
前半部は、わざと文章の組み方もおかしくしています。
後半部は、ムービー的に言えば引きのカットの連続です。
時刻のアップ→時計周辺の景色→遠景と
ミクロからマクロな風景にカメラが遠ざかる短いセンテンスを多用しました。
又、10話あるのだから、自分の幕は遊びの要素を強く意識しました。
前作の「Little Wing」で感じた、良い意味で素晴らしくまとまっている流れを、
逆にまとまりすぎないように今作を構成できたら、と思っていました。
私の所為で、話がバラバラになったのかな、と
終わった今では反省しています。
+ OSが終えて
参加者としては、自己満足をしています。
他の参加者がどう思われているかは分かりませんが、
OSは全幕を通して初めてOSとなると私は思っています。
その前提で話を少しします。
OSは、失敗だった、と思っています。
失敗という表現は不適切で、駄作、と言えばいいのでしょうか?
上手い表現が見つかりません。
物語というのは読者に何かを伝えるものであって欲しいのです。
1人でも多くの人に何かを感じてもらいたいです。
以前、あにまるさんが、
「感想を書きたいと思わせるような作品じゃなければダメだ。」
の様なことを仰っていて衝撃を受けた思い出があります。
この言葉を聞いて以来、自分の中で、何度も繰り返しています。
OSも、
各参加者のサイトにOSの各幕の感想を見かけました。
けれども、OSの掲示板に全く物語全体の感想が1つもありませんでした。
そう言う意味で駄作だったと思います。
自分の至らなさを見つめ直させられました。
+ OSで受けたインスピレーションとかありますか?
ColdplayのThe ScientistのPVと同じように
フィルム逆回しで(時間を遡る)物語として成立するリレー小説を
やってみたいと思いました。(思うだけ・苦笑)
つまり、最終幕から1幕にむけてリレーをして行くものです。
OSを例にとるなら、最終話の口付けから、夢の話をみて、
どうしてそうなったか構成します。
そして最後に1話が完成したら、
時間軸を正しい方向(1話から最終話)に読んでも楽しめるような
リレー小説をやってみたくなりました。
気になった方は、ColdplayのThe ScientistのPVを見てみては?
ネットで検索すればフルムービーがみれます。
MTV Video Music Awards 2003を受賞している
素晴らしい作品なので興味があるかたはどうぞ。
(ちなみに曲も大好きです)
+ 最後に
いつか流星を思わせる創作をしてみたいです。
誰かが一瞬の煌きに願いを捧げるような、
祈りを捧げるような、一瞬の物語をつくりたいと思います。
そして、今回のような企画は、
レニを北極星とした星座を見る気持ちでした。
レニを好きな方、サクラ大戦を好きな方が
散らばる夜空の星を結ぶ素敵な企画、
ありがとうございました。