あとがき



 8793さんとこの影山サキ誕生日月間に贈らせて頂いた作品です。
 小津安二郎の映画のようにストーリーを追う物ではなく、日常生活の中にチラチラと見え隠れする感情を描きたいなぁと思って書きましたが、なかなかどうして難しいですね。
 この作品以降、日常を描写する作品をちょこちょこ書くようになりました。

 お気づきの方もいるかと思いますが、霧崎桐子は『みずとこおり』の桐子と同一人物です。2人は以前に会っていたんですね。
 なので、この話と『みずとこおり』は繋がっています。
 僕の中でサキさんは死んではいないので、桐子を出すことでサキさんは死んでいないんだよと言いたかった訳です。



サクラ小説